聖良さん関連の一言抜粋(日付順)
(平成14年11月27日朝 記)
悲!!!ゆうべ、ねこ娘さん宅で学習会を終えて帰ろうとした時に「そうだ、先生、私の一つ下の学年教えていますよね・・・・今日の午前中・・・○○で火事があって・・・◎◎さんが焼け跡から・・・・・」その子は小学校2年生の時に担任したペンネーム聖良さんでした。(現在高1でした)私が体を壊して退職した後も、出せないでいた学級文集の作成に先頭を切って尽力してくれた子でした。
すぐ近くだったので、0時を越えようかという時間だったのですが、伺ってみました。同じ敷地内の家に電気がついていたので思い切ってノックをしました。話は本当でした。とりあえずお線香をあげたのですが何が現実で何が非現実かわからないくらいの状態になっていました。
全焼した現場を前にして、やはり小学生の時に担任したお兄さんとしばらく話し込みました。このお兄さんが自由研究で「星の写真を撮りたい」と言ったのがきっかけで私は天体にはまったのですが、最初に彼の自由研究の為に(普通のカメラでしたが)木星を撮った時に一緒に彼女が手伝ってくれた事なんかを思い出しながら話していました。
するとその時、ほぼ全天曇っていた空が急激に切れ始めて、月と並んで輝く木星が見え始めました。「これからは木星観るたびに思い出すな・・・・」といいながら現場を後にしました。帰宅した時には周辺には雲はなくなっていました。ビデオを用いて月と並んで輝く木星を撮りました。部屋に入ってアルバムを取り出したのですが、明るい笑顔の沢山の写真を前にしてまだ信じられない思いです。
見上げた時の印象に近いように作り直しました
(28日朝 記)ゆうべは聖良さんと同級だった事もあるナゾのXさん宅でいろいろと話し込みました。出るのはため息ばかりでした。帰るときに東の空をみると木星が綺麗に輝いているのがみえました。
昨日の夕焼け
(28日 日付が変わる頃 記)通夜の後がゆでたまごさんたちの学習会でした。彼女たちは学年が聖良さんの一つ下なのですが、ゆでたまごさんは習い事でずっと一緒だった事があり、すごく仲良くすごしていたというので、その話がでてからはずっと涙が止まらない状態でした。相方のバドさんが一足先に帰る時に例の木星の話を聞いていたので双眼鏡で観ました。ガリレオ衛星が縦に並んでいました。表向きは笑顔が戻ったところで二人が「木星と一緒に記念写真を撮って」というので撮りました。
後ろに写っている木星は
レベル補正で正確な位置を確認した上での
レタッチです。(笑顔の裏側は・・・・)
解散後、車に乗り込む前もう一度木星を観た瞬間、すぐわきをスーッと流れ星が流れました!!!あまりに出来過ぎたような話ですが本当なんです!!!思わず木星に向かって合掌してしまいました。(11時12分頃です。どなたか観ませんでしたか?)
(29日朝 記)あの翌朝から急に朝の冷え込みが厳しくなり、今朝は氷点下1.2度!(水戸気象台発表)あちこちに霜が降りていたばかりか、いつもお参りする神社では氷もはっていました。「これは聖良さんの苦しかった気持ちに自然が答えているのかな・・・・」なんて勝手な想像をしたら目頭が熱くなってきました。今日の告別式にゆでたまごさんたちも連れていく事になりました。
(30日朝 記)告別式の時には「お焼香の手順は?」と緊張していたゆでたまごさんとバドさん、参列者が出た後の会場を再びのぞき込んで祭壇の脇に置いてあった墓標を観て表情が一度に変わりました。ゆでたまごさんは「何か初めて実感がわいてきた・・・」とポツリ。遺影が外されてその後ろに遺骨があったのにも初めて気が付き涙が止まらなくなっていました。偶然だったのですが、遺影を外した祭典の人が他のものを運び出していた脇の出入り口ではなく、私たちのいた最後部の出入り口から出てきました。そして私たちの前を通る時に遺影をこちらに向けてくれました。私たち3人で特別なお別れをもう一度できたような感じがしました。
その後3軒の学習会があったのですが、ここ数日のことで精神的にかなりまいっているんでしょうね・・・次の子の家に行く道路を間違えて走っていたり、帰りの運転中にはひさしぶりに強めの不整脈の発作がおきてきてしまいました。リブマックスにかかりながら安静にしていたらおさまってきましたが、寝る時にはかなり不安だったのも事実です。今朝は安定しているので今日もこの後7時半には家を出て、夜の10時過ぎまで休憩なしの土曜日課をこなす予定です。
(12月1日朝 記)激動の11月が終わり今日から12月・・・火曜の深夜から金曜の昼間までが晴れていたのに、それ以降は曇っていて木星もみえなくなっているところに、私はやっぱり偶然以前のものを感じてしまいます。(ちなみに私の体調ですが昨日の午後にちょっと崩れかけましたが、朝は恒例のお参りもできました。今日もこれからまた一日中のお仕事です!
(12月2日朝 記)ゆうべナゾのXさんに「あの告別式の日以来曇ってて木星もみえない」と言ったせいかどうかはわかりませんが、まだ夜があけない頃、外で妙な物音がして目を覚ましました。念のため外に出てみました。すると寝る前にはあんなに分厚く雲に覆われていた空に綺麗に星が輝いていました。しかもチカチカが少ないんです!チャンスとばかり急いで望遠鏡をセットして木星を撮りました。これもここ数日の一連の事と関係あると私自身は思っています。(画像処理の時間がないので載せるのは後日です)
(3日朝 記)昨日の朝撮った木星の拡大画像を載せました。(これをクリックすると一応お星様のお部屋トップに行きます。そこの新作からたどってください。もう星のトップは観たことがあるから通過したいという方への近道はこちらです)
(3日朝追加)この更新をして朝食後にフト思ったのですが、聖良さんが亡くなったのはちょうど先週の火曜日の午前中でした。「ああ、今日は火曜日か・・・・アレッ火曜日!」と、それに気が付いたのが9時ちょっと過ぎ・・・出火したとされる時間なんです。また仏教では亡くなった日を1日目として数えると本に書いてあったのですが、そうすると今朝更新した昨日の朝の木星画像は初七日の日に撮影したことになるんです。
(4日朝 記)ねこ娘さんとこの1週間を振り返ってしみじみと語り合いました。不思議だと思われる出来事も(この更新時の欄に書かなかったこともいろいろとありました)それが単なる不思議な出来事としてではなく、今後の自分たちの生き様にどんな意味を持つのかと考えたい・・・というような話をしていました。
途中でねこ娘さんがタロット占いを始めました。ここでも「!!!」というような結果がでて一同驚いていたのですが、こうしたものもこちらの受け止め方によってプラスにもマイナスにもなりうるんでしょうね。
(5日朝 記)ゆうべは雨の中での移動でした。都合で先々週の土曜日から学習会がぬけていたホーリーホック君は聖良さんやそのことにまつわる木星の話を初めて聞きました。イメージ豊かな彼には途中で「もうダメ、おっかなくなってきた。それ以上話さないで」とストップをかけられてしまいました。「先生、もしこの後、帰る時に木星が見えてたらどうする?」来た時にも雨だったので「さすがに今日はそれはないだろ」と答えました。で、最後になって彼も外に出たら雨はあがっていて天頂付近にポツポツとかすかに星・・・・。帰宅してエンジンをとめフロントガラスを観た瞬間に目にとびこんできたのはお向かいの家の屋根のすぐ上に輝く木星でした。・・・・・・・・・・・・
ちょっとコントラストなどを強調しすぎたかな・・・
(12月25日朝 記)昨日の午前中の事です。クリスマスのあり方についてコメントした更新を終えて、年賀状印刷の準備をしていた時に、偶然パソコンの後ろにあるレーザーディスクやアンプなどを納めているラックに体がぶつかって、上に載せて置いた浜崎あゆみのCDが下に落ちました。その直後、部屋に流れ出したのが「怪盗セイントテール」の音楽なんです!!!(聖良さんというペンネームは、このアニメの登場人物からきています。小3の時に学年で作ったビデオドラマでこの役を本人が演じたいと言ったのがきっかけです。それまでこのマンガの事を私は知らなかったんです)
たしかに前日リブマックスにかかりながら聞いていて機械にそのまま入れっぱなしではあったのですが、リモコンも本体のスイッチも全くふれていないのに鳴り出したのには驚きました。
で、この話にはオマケがつきます。夜になってゲームボーイ君の学習会に行った時のことです。ねこ娘さんが「これ、最近読んでいろいろと考えさせられた。別に浜崎あゆみが主人公ではないんですが」と差し出されたのが題名は忘れましたが「あゆ」という女子高生が主人公の近頃話題になったという小説でした。
読まれた方はわかると思いますが、最初のページから「?!」という描写で普通の私だったら絶対そのまま読み進めないものでした。でもその時に昼間の出来事が頭をよぎったのです。普通だったら読まないだろうけど、こうした因縁があれば読むのではないかと、何かが仕向けたのでは・・・・。
そんなこんながあって帰宅時にゲームボーイ君と外にでるとさっきまで曇っていたのが星空になっていました。目の前にとびこんできたのが「月と木星」・・・。26日が月命日なのでその位置関係が(あの日より一日分離れていましたが)焼け跡でお兄さんと話し込んでいた時を思い出させるような配置でした。さっき昼間の事情を聞いていたゲームボーイ君には意味ありげに「そうなるようになっていたんだよ」と言いました。
小説の内容ですが、ちょっと過激な内容なのでここには書けません。ただ、そこに登場してくるおばあちゃんがいるのですが、このおばあちゃんと主人公のやりとりが私の思い出をゆさぶりました。私がいじめにあって孤独だった時に、唯一包み込んでくれたのが今は亡きおばあちゃんだったのです。(当時は私が東京、おばあちゃんが今私が住んでいるこの水戸だったのでめったに会えないし、電話も母から「よほどの事がなければ長距離だからかけてはダメ」と禁じられていたのですが。)
帰宅してからも仏壇のおばあちゃんの写真を見ながら涙を流していました。
そんな当時の心境を実感こめて思い出したのは、特にこの10月から突きつけられていた私への課題とも直接かかわることでした。「はたして自分はおばあちゃんが私にしてくれた様に価値判断を下さないでありのまま子どもたちの心を受け止め、包み込んでいるだろうか・・・・」答えはNOです。むしろ口では「みんなの夢を実現するため」「本当の自分と出会うため」と強調しながらも、実際はゆでたまごさんに10月に言われた様に「私からみれば先生だって私を追いつめてることには変わらないよ」という事をしていました。
今だって私立受験を前にやっぱりつい言葉がきつくなっています。「そんな甘やかしは感傷的で不要!」と叱られるかもしれませんが、子供を追いつめる事が中心になっていて、はたしてそれが本当に子供のためなのか・・・・今私がそんな迷いを持っていたら受験生が動揺してしまうのも承知しています。でも私の心の奥で「本当にそれがお前のしたいことだったのか?」という声がするのはどうしようもなくとめられないのです。
そんな事を「きちんと人間の原点に立ち返って」と聖良さんに考えるきっかけをもらったのかもしれません。このクリスマスの時期に。
(29日朝 記)児童の言語生態研究会の集まりのために箱根で一泊してきました。充実した研究会を過ごすことができました。そうして夜9時頃、帰宅して部屋に入ると強い光が目に飛び込んできました。ビデオ投影機のランプがついていたのです。この前CDが鳴り出した台にのせてある機材だけに「もしや・・・」と思ってしまいました。
(H15,1月1日朝 記)ゆうべ、年越しそばの準備をしている時にテレビをつけたらNHKの第九放送をしていました。一緒に口づさみながらいたのですが、途中でフト神棚前にあった聖良さんの写真と目があって「そういえば小2の時にあのクラスでも歌ったんだよな・・・」と思い出したら自然に涙が流れてきました。複雑な想いを抱きながら11時40分には恒例の神社のお参りに出かけました。
帰宅してから「明日の初日撮影は無理そう」と諦めたので、いつもより多めのお酒を飲みながらすごしました。(いつもは数時間後に日の出撮影のドライブがあるのでぐい飲み一杯くらいにしていたのです)その時に観ていたのがNHKの年越し対談。「命を見つめて」でしたが、昨年来のこともあってしみじみと観てしまいました。(明日、2日の夕方に再放送があります)本来の使命と出会う1年にしたいと思っています。
(13日朝 記)成人の日というお祝いの日になんですが、今日は聖良さんの四十九日です。二十歳にならずにこの世を去るしかなかった人もいる・・・・例年の様な情けない生き様をさらしそうな新成人の方々にも、自分がこのお祝いの日を迎えることができたという事、そして何故祝ってもらえるのかという意味をしっかりと考えて欲しいと思います。
(14日朝 記)お墓参りに行ってきました。帰りに昔観た古い日本映画「二十四の瞳」で主人公の先生が戦死した教え子たちのお墓参りをしている場面を思い出していました。まさにそんな心境でした。暴走した新成人の皆さん!早く自分の中にある宝に目覚めてくださいね。